猟奇的な彼女 MY SASSY GIRL みました(H15.02.26)

インターネットから生まれた韓国の大ヒット映画。わたし的には久々の現代劇。

軟弱大学生キョヌが地下鉄で出逢った「彼女」との物語。CMでもお馴染みの「ぶっ殺されたい?」「死にたいの?」と、かわいい顔して過激な口調と行動の「彼女」のペースに困惑しながらも引込まれていくキョヌ。そんな「彼女」には切ない過去が...

映画がはじまるとすぐにカルチャーギャップ!ハ、ハングル文字...韓国映画だから当然だが。さらにセリフも当然ながら韓国語、全くわからない。

携帯の着メロ、なんと懐かしの「ハングオン」(知らないかなあ?)韓国の携帯はとっても小さいのだそうだ。そいうや、タイの携帯も小さかったっけ。

『韓国人の心情は「夕立」で決定づけられる』と作中に語られる。シナリオライター志望の「彼女」はエンディングがよくないといって変更してしまうが、「夕立」というものが判らないので十分には理解できない。

キョヌが「彼女」の父親と酒を飲むシーンがあるが、目上の人に向かってお酒を飲まないなど韓国の礼儀が登場する。たしか最初は返杯を断るんだよなあ、「美味しんぼ」にあったし。韓国では女性はお酌はしないんだと。そういや、「彼女」の父親も母親がいるのに、手酌だったっけ。日本には失われた、『礼儀』が息づいている。

見ている間は気付かないが、実は「彼女」には役名がない。エンドロールにも「彼女」となっている(らしい)。

インターネットの掲示板のネタを映画化したため、ショートストーリー的な構成もあり、話が繋がりにくいとこもあるが、人気のあった話なんだろう。

「彼女」の心の痛みが癒えるまで、そばにいてあげようというキョヌ。そして、その役目が終わったと自覚し、「彼女」のもとを去っていくキョヌ。そんなキョヌに別れを告げる「彼女」。家で一人でみていたら、きっと泣いてしまっただろう。

授業中にバラ1輪をもって登場するシーン。ピアノでカノンを弾いていたが、なんでカノンなんだろう?エヴァ以来、カノンが私の周りによく登場するようになったな。

この「彼女」、ムチャクチャするけど、髪の毛ストレートでかわいい。こんな「彼女」なら、『女心もわからないの?』と言われてちょっと恥ずかしいお願いされてもいいかも?