『THE LOAD OF THE RINGS』見ました！

トールキンの『指輪物語』の世界をどこまで映像化できるかが話題の超大作。

２０世紀前半の原作で、幻想文学の世界では超有名なのだが読んだ事なかったんだよね。

『ハリポタ』同様、映画から先に入ってしまったわけだが、映画の講評としては．．．

んー、いまいち．．．長い．．．

と、いうか、ストーリー展開とキャラ（ＣＧ）の動きが早すぎてよーわからん。

原作ありきの作品は、キャラが確立する前にストーリーが展開しがち。

今更言うまでもないというのだろうか？

誰が誰だか把握する前に物語は進み、オークらＣＧキャラがゴソゴソと動き回る。

その世界観（背景）を見せるために、どうしてもパンやズームアウトというカメラワークになる。

ストーリーよりもカメラワークが気になった。

ここんとこ、「ハリポタ」ばっかだから、どうも世界がダブる。

ん？ダンブルドア？いや、ガンダルフか。帽子がいまにも「グリフィンドール！！」と叫びそう。

ハグリッド？いや、あれはインディ・ジョーンズで現地コーディネータ役だったサラーじゃないか！

クリストファー・リーのサラサラヘアーがなんとも気持ち悪い。

ストーリーは、魔法の指輪を巡る人間（種族）模様。

指輪の魅力に取り憑かれる者、そうでない者、この葛藤がこの物語の主題でもある。

パンフに荒俣が寄稿しており、「ハリーポッターは義務教育の魔法だが、今度のは最高学府の英知が

ある。魔法は学校の中では教科にすぎないが、実社会では魅惑的な既得権益となる。」

魔法の指輪といえば『ニーベルンゲンリング』、更にその原型となった「オッタルの賠償金」と

呼ばれる北欧神話の一説がある。

　オーディンとヘーニル、ロキが旅の途中でサケを持ったカワウソを殺す。

　その晩、農夫フレイドマルに宿を請う。サケとカワウソを土産として。

　しかしカワウソは実は農夫の息子、ファヴニルとレギンの兄弟オッタルであった。

　復讐のため、魔法を使い神々を無力にし、捕える。

　オーディンは賠償として、オッタルの皮を一杯にし、さらに周りを覆うほどの金を要求される。

　ロキを使いに出す。

　ロキはまず海神エーギルとラーンを訪ね、溺死の網を借りる。

　次に黒妖精の世界にいき、網を使いカワマスを捕まえる。

　カワマスの正体は小人アンドヴァリであり、小人からありったけの金を奪う。

　そして指輪を無理やり奪う、呪いのかかった指輪を。

　フレイドマルのもとに戻ったロキは、まずオッタルの皮に黄金を詰め、次にそれを黄金で覆った。

　が、髭が出ている箇所があり、そこを指輪で隠した。

　オーディン、ヘーニル、ロキは去り際にこういった。

　『指輪と黄金にはアンドヴァリの呪いがかかっている。それを所有する者を誰でも滅ぼすであろう。』

脱線したが、これも原作を読んで、ＤＶＤでじっくり見てから、続編に手と出した方がよさそうだ。

予告では「ＳＴＡＲ　ＷＡＲＳ　ATTACK OF THE CLONE」！

　はじめて映像を見た！クローン戦争といえばボバ・フェット、ロケットで飛んでました。

　そういや、クリストファー・リーも出るらしい。いやあ、楽しみ楽しみ。

　はたして、アナキンはルークになるのか？（なるわけねーだろ！）