『機動戦士Z GUNDAM−星を継ぐ者−』みました！（'05.07.05）

TV放映から２０年、１stの正統なる続編が数あるガンダムモドキを蹴散らすためについに映画化！
A New Transtation新訳と銘打ち、３部構成の第１弾。
基本的にはTVオリジナルと変わっていないが３０分×５０話を２時間弱×３部にするのだから、いくつかのエピソードを削り、再構築されている。本作品ではカミーユ登場や両親殺害が縮小され、３０バンチや月面戦闘はカット、ライラは大気圏突入に統合され、ロベルトが撃たれることなく、「アムロ再び」までとなっている。よって、ＺGUNDAMと銘打つがZは全くでてこない。（２部の予告では出てくるが）
「ティターンズカラーはお嫌でしょ？」「これがオールドタイプということか」など名台詞もカットされ、ライラとジェリドがなんの確執もなく接近したり、ティターンズ優遇に浮かれる連邦軍が地球降下に浮かれる様に変わってたり、ウォンさんの修正がなかったりとどうも厳しい面がカットされている感じ。カミーユも命令違反をしない割と優等生的に描かれている。このままではカツのイライラさせる行動も修正されてしまうのではないか心配。ルチ将軍のように広いジャマイカンの額も普通より少し広い程度に修正されていた。
書き換えられた場面はキャラの目つきがやさしくなり、オリジナルとの差が目立つ。この２０年でコロニーやモビルスーツを描く精密さはあがったが、キャラの流行が変わり、ストーリー共に甘さが見られる。この歳月は声優に一番変化をもたらしたであろう、シロッコの鼻につく声もすこし変わり、ファのように声優そのものが変わった者もいる。

次回は１０月「Lovers恋人たち」、フォウとベルトーチカが主役ぶっている。