『DEATH NOTE the Last name』みました!('06.11.21)


映画版デスノートの第2弾
前作ではオリジナル部分がいまいちだったので、本作で原作のどこまで描かれ、どんな結末を迎えるのか、期待と不安の作品。
前作で【美空ナオミ】までしか描かれなかったが、今回は140分と長そうで短い時間でそれなりにまとめてきた。
予想では、火口編まででL死去までを描き、リューク・レム以外のオリジナル死神によりライトも死ぬというものだったが...

第2のキラ・ミサミサ編はさくらTVをメインに、宇木田の代わりに何故か茂木が死ぬ。まあニア編がないので茂木の役目はないし、L編でリタイアするのなら死んでもらおうということか。ミサ役の戸田恵梨香はあんまりかわいくないし、ミサの特徴の一つであるオヤジギャグもいまいち。粧裕役の子の方がかわいい(満島ひかりというらしい)。
レムの声にはピーター・池畑慎之介。見た目が似てるからか、しっくりくる。が、CGのレムはケーキの上の生クリームみたいで動きも固い。このへんはがっくりくる。また出目川はデブじゃない。見た目よりも性格優先ということか。
ライトの大学でミサと対面するL。顔を見られるのを嫌うLはひょっとこのお面をかぶる。ここは笑える。Lのお菓子大好きシーンも笑える。お供えのおはぎもちゃっかりいただいちゃいます。
ヨツバ編からは原作を踏まえたオリジナルとなる。片瀬那奈の高田清美が火口の代わりに第3のキラとなる。しかし原作の高田同様、ライト寄りのキラであり、火口のように個人的な欲望のみでの殺人ではなく、魅上も意識したキャラとなっている。スクープを自作するとこは火口的とも言えるが。
【捨てる】によりキラの記憶を無くしたライトがLと協力し、というより一方的に高田を第3のキラと断定する。あとは単に火口が高田に置き変わっただけ。でも執拗なまでの脚線描写には笑える。「脚だけかよっ!」
首都高封鎖やヘリを期待したがそんな予算は無いか...白バイ転けさせるのが誠意一杯か。
レムによるワタリとLの殺害は一緒だが、その前に死刑囚によるデスノート検証のために捜査員全員が渡米する。ワタリがバッタリ倒れるのもいただけないし、Lの最後を看取るライトのセリフもいただけない。あのイヤミな顔は生身の人間では不可能か?
Lに勝利したライトは父親の名もミサのノートに記す。しかしミサのノートは偽物にすり変えられており、一部始終をみていた総一郎はじめ捜査員に囲まれるライト。醜態をさらすライトに愛想をつかし、リュークはライトの名をノートに記す。
死んだはずのLがタネ明かしをする。複数のノートに同じ名前を記した場合、先に書いた状況が優先されるというルールを利用し、Lはレムよりも先に押収したノートに自ら名前を記していた。【L・Lawliet】という名を。しかしこの名は映画でははっきりとは描かれてはいない。13巻を買えってことか。
その数日後、Lは一人静かに眠るように死んで行く。自分の死因に【安らかに眠るように】って書いちゃうとこがおちゃめ。
キラに殺されたと伝えられたライトの死から1年、能天気なミサがちょっと不気味。
エンドロールにはリューク文字(ホントは小畑文字)によるものがある。ライトやLなど。たぶん、死神の姿を見た者だろう。
パンフにはデスノートではなく、【Lの活躍】を描くとしてロサンゼルスBB連続殺人事件の映画を作るらしい。Lはいいけど、美空ナオミは...


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